「うわさ」の味は「伝統」へ
はじまりの風景 1971年

佐賀県の中心に位置し、北に天山山脈、南に有明海を望む自然豊かな街、多久。かつて炭鉱で栄え、5万人もの人々が活気にあふれて暮らしていたこの地に、1971年、アムールは誕生しました。佐賀市内から唐津へと向かう道沿いに現れる、「うわさのカリー」と力強く書かれた大きな看板は、いつしかこの街の風景の一部となり、多くの方にとっての道標となりました。創業以来、山々に囲まれたこの場所で、私たちは「たくさんの笑顔」と「たくさんのありがとう」をお客様からいただきながら、一歩ずつ歴史を積み重ねてきました。
屋号に込めた願いと「アムール虎」

「アムール」という一風変わった屋号は、大陸を流れる雄大なアムール川から名付けられました。そして、その厳寒の源流に生息する、力強くもしなやかな「アムール虎」を、私たちはブランドの象徴(キャラクター)として大切にしています。このたくましい虎のように、時代に流されることなく、力強く伝統の味を守り抜いていくという決意が、この名前とキャラクターには込められているのです。
旨いと言われてなんぼの世界

私たちは、「食」とは「人」を幸せにするものであると信じています。食べ物屋(くいもんや)にとって、お客様からいただく「旨い!」という一言こそが、何にも代えがたい最高の評価であり、存在意義のすべてです。「旨いと言われてなんぼの世界」。この言葉を胸に、私たちは1971年の創業時から今日に至るまで、その価値と信念を一切ブレさせることなく、ただひたすらに「おいしさ」だけを追求し続けてきました。
48時間の魔法 命のスープと熟成のプロセス

アムールのカリーは、決して短時間で完成するものではありません。半世紀以上愛されてきたカリーソースの裏側には、手間暇を惜しまない、まるで錬金術のような工程が存在します。
命のスープ
カリーソースの土台となるスープは、コトコトと長時間かけて煮込みます。
秘伝のスパイス
そこに、選び抜かれた10数種類の秘伝のスパイスを加え、独自の調合で香りと刺激を吹き込みます。
48時間の深い眠り
炊き上がったソースはすぐにはお出ししません。冷蔵庫の中で約48時間じっくりと寝かせる(熟成させる)ことで、スパイスの角が取れ、コクと深みが凝縮された、アムール独自のまろやかな「欧風カリー」へと昇華するのです。
受け継がれる魂と新たな挑戦

半世紀という長い年月の中で、アムールもまた変化を遂げてきました。2018年10月、創業者の高齢化に伴い、その想いと秘伝のレシピは「山代ガス」へと継承されました。経営体制は変わっても、守るべき「アムールの味」は変わりません。2023年には店舗の改装を行い、レトロで落ち着いた洋食屋の雰囲気はそのままに、キャッシュレス決済の導入など、より快適な空間へと進化しました。また、カリーだけでなく「とんかつ」や、味噌味などのユニークな「パフェ」といったメニューの拡充にも力を入れ、お子様からご年配の方まで、三世代で楽しめる場所を目指しています。
これからも、あなたの食卓へ

「お店の味を自宅でも楽しみたい」という多くの声に応え、2023年1月からは、レンジで温めるだけの常温レトルトパックの発送も開始いたしました。オンラインストアやふるさと納税を通じ、今では多久で産声を上げた「うわさのカリー」が、「多久の定番カリー」となって全国各地の食卓に届けられています。 「おいしい!」と笑顔で食べてくださるお客様の姿を思い浮かべながら、私たちは今日も一生懸命にカリーを仕込んでいます。伝統を守り、変化を恐れず。アムールはこれからも、皆様に愛される「唯一無二の味」を追求し続けてまいります。
旨いと言われてなんぼの世界
「旨いと言われてなんぼの世界」という言葉は、アムールの料理作りに対する信念と情熱を象徴する言葉です。この言葉には、半世紀以上つづけてきたアムールの経営姿勢そのものです。
アムールは、「食」は「人」を幸せにするものだと考えています。そのため、食べ物屋(くいもんや)にとって、お客様から「旨い!」という言葉をいただくことこそがすべてであり、最大の評価であるとプロとして厳しく自負しています。
この信念を実現するために、アムールは1971年の創業以来、価値と信念を曲げることなく美味しさを追求し続けています。具体的には、以下のようなこだわりが「旨い!」を支えています。
「おいしい!」と笑顔で食べてくれるお客様の姿を思い浮かべながら、一生懸命に調理を行っています。
この「旨いと言われてなんぼ」という姿勢を貫いてきた結果、アムールは半世紀以上にわたって地域で愛され、現在では県外からも多くのお客様が訪れる名店となりました。現在は実店舗だけでなく、その味を忠実に再現したレトルトカリーを通じても、この信念を全国へ届けています。
